Q&A集:メタボと糖尿病の関係は?



questionメタボと糖尿病の関係は?


answer
ドクターメタボリックシンドロームとは、内臓のまわりに脂肪がつくこと(内臓脂肪蓄積)に加えて、脂質異常、高血圧、高血糖の危険因子を2つ以上あわせ持った状態の事をいいます。


メタボメタボリックシンドロームから糖尿病を発症する人もいますが、そうでない人もいるので、メタボリックシンドローム=糖尿病ではありません。しかし、肥満は糖尿病発症の大きな危険因子の一つなので、メタボリックシンドロームは、糖尿病予備軍の状態と言えます。また、糖尿病に高血圧や高脂血症が加わると動脈硬化が進み、脳梗塞、心筋梗塞の発症の危険性が高まることが分かっています。

そもそも肥満とは、ブドウ糖が脂肪細胞に取り込まれて、それが脂肪として蓄えられることで起こります。つまり食後のインスリン分泌が遅れる傾向のある人は肥満になりやすいと言えます。また、普段から運動している人の場合、インスリンがブドウ糖を筋肉に取り込み消費しますが、運動習慣のない人の場合は、筋肉がブドウ糖を取り込んで消費しないため、余ったブドウ糖は脂肪細胞に取り込まれ肥満の原因となります。インスリンが遅れて分泌されると肥満だけでなく、脂質代謝の異常によって高脂血症やレニン・アンジオテンシン系を刺激して高血圧も引き起こし易くなります。


メタボリックシンドロームの診断基準
内臓脂肪:腹囲(へそ周り) が、男性85cm以上女性90cm以上あり、下記の1~3で2つ以上があてはまる方は、メタボリックシンドロームと診断されます。

1.脂質異常:中性脂肪値 150mg/dL以上、HDL(善玉)コレステロール値 40mg/dL未満のいずれかまたは両方。

2.高血圧:最高(収縮期)血圧 130mmHg以上、最低(拡張期)血圧 85mmHg以上のいずれかまたは両方。

3.高血糖:空腹時血糖値 110mg/dL以上

現在、日本人男性の20~25%、女性の5~10%くらいがメタボリックシンドロームに該当すると言われています。自分はちょっと太っているだけ、高脂血症だけだから大丈夫と考えて放置していると、上記で説明したような要素が重なりあって重大な事態に陥ることもあるのです。



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