Q&A集:インスリンの注射部位と吸収速度の違いは?


questionインスリンの注射部位と吸収速度の違いは?


answer
ドクターインスリンの注射は、皮下組織に行います。注射したい部位の皮膚をつまみ、垂直に針を刺せば、皮下に注射するすることができます。

インスリンを注射する主な場所としては、腹部、上腕、臀部、太ももなどの部位が推奨されています。
皮下注射


インスリンの注射部位
インスリンの吸収速度は、腹部(a)が一番速く、次に上腕(b)、臀部(c)、太ももと(d)と続きます。吸収速度が最も速く安定している腹部に注射するのが一番適していますが、特にこだわる必要はありません。ただ、注射は同じ時間帯に同じ部位にするようにします。朝はお腹、夜は腕などと毎回変えると、インスリンの効き方が変わり、血糖値が乱れる場合があります。
図解-インスリンの注射部位
注射を毎回同じ場所ばかりに打っていると、皮膚にしこりができ、固くなってしまいます。そうなるとインスリンの吸収も悪くなってしまうので、注射する場所は1cmくらいずらしながら行いましょう。



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