青魚に含まれる(DHA・EPA)は体にいいと聞きました。具体的な作用と効果は?
青魚に多く含まれる、DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)は、どちらも多価不飽和脂肪酸のオメガ3系脂肪酸に分類され、中性脂肪を減らし、高脂血症や高血圧を予防する作用を持っています。
DHAは記憶力の向上や認知症の予防にも効果があり、EPAは血液をサラサラにする効果がDHAより強く、抗血栓作用(血の塊が作られるのを防ぐ)があることも知られています。
糖尿病で高血糖状態が長く続くと、動脈硬化を招き心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。しかし、DHAやEPAを多く含む魚を摂取することで、これらのリスクを抑えることができます。
EPAが多く含まれる魚(100g中に含まれるEPA量とカロリー)
養殖ハマチ 1545mg 260kcal | |
イワシ 1381mg 217kcal | |
マグロ脂身 1288mg 340kcal | |
サバ 1214mg 200kcal | |
養殖マダイ 1085mg 195kcal | |
ブリ 899mg 257kcal | |
サンマ 844mg 310kcal |
DHAが多く含まれる魚(100g中に含まれるDHA量とカロリー)
マグロ脂身 2877mg 340kcal | |
養殖マダイ 1830mg 195kcal | |
ブリ 1785mg 257kcal | |
サバ 1781mg 200kcal | |
養殖ハマチ 1728mg 260kcal | |
サンマ 1398mg 310kcal | |
イワシ 1136mg 217kcal |
魚を煮たり焼いたりすると、DHAやEPAは20~50%失われるので、できれば生の状態で食べるのがベストです。新鮮な魚の入手が難しい場合は缶詰でも代用できます。体に良いと言っても脂質の多い魚は高カロリーなので食べ過ぎには注意しましょう。