糖尿病の運動療法を行う上での注意点は?
糖尿病の運動療法は、食事療法と並び糖尿病治療の基本となります。運動を安全に行うためには、自分の体の状態を把握し無理のない範囲から始めて下さい。体調がすぐれない場合は、その日の運動を中止する、いつもより軽くするなど調整することも重要です。
血糖コントロールが極端に悪い場合は、運動をすることでかえって血糖値が高くなることがあります。また、糖尿病の合併症が進行している場合は運動を控えて下さい。
こんな時は、ただちに運動を中止して下さい
・めまいや吐き気がする。
・強い頭痛がある。
・冷や汗が出る。
・胸が苦しい、激しい動悸。
・足がもつれる。
・いつもより強い疲労感がある。
運動療法を制限したほうがよい人
・急性感染症(
シックデイ)を起こしている場合。
・血糖コントロールが極端に悪い場合。
・網膜症による眼底出血がある場合。
・神経障害が進行している場合。
・腎機能に障害がある場合。
・心臓や肺の機能に障害がある場合。
・骨や関節に病気がある場合。
・足に壊疽がある場合。