糖尿病の自覚症状は?
2型糖尿病の主な自覚症状
1.トイレが近くなる、尿の量が多い。
2.やたらにノドが渇き、水分を多くとるようになった。
3.きっちんと食べているのに、すぐにお腹が減る。
4.食事の量は変わらないのに体重が減る。
5.疲れやすい、体がだるい
6.手足がしびれたり、ピリピリした感じがする。
7.切り傷などが治りにくい。
8.急に視力が低下した。
9.手足がむくむ。
10.ときどき意識が朦朧とする。
まず最初に現れる自覚症状は、尿の量が増えることです。尿が増える原因は血液中の糖が増えて尿中にも糖が漏出するようになり、その浸透圧の影響で尿が増えるために起こります。健康な成人の場合、就寝中にトイレに起きる回数はせいぜい1回ですが、これが2回、3回と繰り返されるようになると要注意です。また、尿の量が増えると脱水症状が起こり、口が乾いて水分を頻繁に求めるようになります。
次にエネルギー源であるブドウ糖を十分利用できなくなり、十分食べているにも関わらず逆に痩せていくようになります。こうなると体はエネルギー不足に陥るので、疲れやすい、だるいと言った症状が出てきます。更に糖尿病が進行すると、自律神経に障害が生じ、手足がしびれたり、ピリピリした感じがするようになります。
2型糖尿病は、初期の段階では自覚症状がほとんどないため、自分で体の異変に気づき糖尿病と診断されるまでに数年から10数年経過していると推測されます。
1~10の自覚症状が現れると病気がかなり進行している可能性があります。また、1~10の自覚症状がなくても、密かに糖尿病が進んでいるケースもあります。健康診断などで定期的に検査を受けるのがいいでしょう。