Q&A集:糖尿病と動脈硬化の関係は?



question糖尿病と動脈硬化の関係は?


answer
ドクター動脈硬化とは、動脈の柔軟性が失われ硬くなった状態をいいます。動脈が硬化するに伴い、血管壁に脂肪やコレステロールなどのかたまりができて血管の内腔を狭くします。

人は年齢を重ねると、誰でも動脈硬化になり、糖尿病にだけに合併するものではありません。しかし、糖尿病で血糖値の高い状態が長く続くと、血管の傷みが早くなるのです。

動脈硬化が進むと、血液中のコレステロールが傷ついた血管の壁の中に染み込み、下図のようなプラークを形成します。
図解-動脈硬化で狭くなった血管


このプラークが破れると周囲に血小板が集まり血栓が形成されます。その血栓が血管をつまらせると、そこから先の血液が供給されなくなった組織は死んでしまいます。これが脳の動脈で起きると脳梗塞心臓に血液を送る冠状動脈で起きると心筋梗塞です。糖尿病の人は、そうでない人に比べて2~3倍脳梗塞になりやすく、心筋梗塞は2~4倍なりやすいと言われています。また、脳梗塞になった人の約半数、心筋梗塞になった人の約3分の1に糖尿病がみられるという報告もあります。

動脈硬化を促進させない為には、食事療法、運動療法、薬物療法を組み合わせ、血糖コントロールを良好に保つことが重要です。また、喫煙も動脈硬化を進めるリスクとなるので禁煙を心がけましょう。

動脈硬化は「糖尿病予備群」の段階から進行するので注意が必要です。



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