隠れ糖尿病とはなんですか？
会社などの健康診断では「空腹時血糖値」を測るので、正常と診断されますが、食後に血糖値を測ってみると140mg/dlを大きく超えるような高血糖状態になっている人がいます。これが隠れ糖尿病といえる状態です。食後に血糖値が高くても時間がたつと正常な数値に戻ってしまうので、通常の健康診断では見つかりません。食後高血糖は何がまずいの？
食事をするたびに高血糖を繰り返すと、まず血管へのダメージが積み重なって動脈硬化を促進してしまいます。また、高血糖になると私たちの体はインスリンを多く分泌しようと頑張るので、すい臓に負担がかかります。こうしたことを繰り返していると、すい臓が弱りインスリンの分泌が少なくなり、やがて空腹時血糖値も高くなって本当の糖尿病に移行してしまうことがあります。
自分が隠れ糖尿病かを知るには？
自分が食後高血糖（隠れ糖尿病）かどうかを知るためには、病院で75gブドウ糖負荷試験（OGTT）を受けると分かります。75gブドウ糖負荷試験（OGTT）が200mg/dL以上だと糖尿病型と判定されます。